Repertoire

ピアニスト 柏木 薫

「語りピアノ」の作品を紹介しています。子ども向けの催しや、いろんな場面に合わせたり、一般向けのコンサートのプログラムとしても演奏できます。詳しくはお問い合わせ下さい。

もちろん、普通のクラシックのレパートリーも弾きますよ♪

「ごんぎつね 朗読とピアノのための」 作曲:壺井一歩 作:新実南吉 翻案:柏木薫

“Gon, the little fox for spoken voice and piano, vocalise(optional)” by Ippo Tsuboi

いたずら大好きなごんは、ある日兵十の大事なうなぎを盗んでしまいます。母の死の前にうなぎを食べさせてあげられなかった兵十の悲しみと、反省したごんのつぐないが思わぬ結末へと展開します。 日本の名作「ごんぎつね」のお話は、最後にごんが打たれてしまうシーンがとても印象的ですが、悲しいお話の中に大切な温かいメッセージが含まれ心に響きます。音楽はそれを少し離れた角度から見つめ、空間の広がりを感じさせる作品となっています。第3曲目と終曲にはヴォカリーズが入りますがピアノソロでの演奏も可能です。

「さるかに 朗読とピアノのための」 作曲:壺井一歩 文:柏木薫

“Sarukani – The Monkey & Crab for spoken voice and piano” by Ippo Tsuboi

昔話「さるかに合戦」の物語の朗読付きピアノ組曲。さるとかにの性格が音楽で描かれ、お話と一緒に楽しく想像の世界が広がります。物語後半のおしおきをするシーンなど、その光景が目に浮かぶように鮮やかに表現された作品です。この作品はクラリネットとピアノ用にも編曲されています。

「スイミー 朗読とピアノのための」 作曲:壺井一歩

“Swimmy for spoken voice and piano” by Ippo Tsuboi

広い海に楽しく暮らす小さなお魚のスイミーは、誰よりも早く泳げます。海の中でいろんな生き物たちに出会い、そして他の仲間たちと力を合わせて、大きなマグロを追い出します。 小学校の教科書にも取り上げられるなど、子どもから大人まで多くのファンに愛され続けている作品。単なるBGMとしてではなく、スイミーたちが目に浮かぶような色鮮やかな情景が描き出され、語りとともに楽しい音楽物語になりました。

「月の光が降り注ぐある晩に」 作:柏木薫

フォーレ、ドビュッシー、ショパン、ラフマニノフ等の心に響く優しい曲に、オリジナルのお話をつけた色と音楽のファンタジー。
曲は「Bitter Sweet」より抜粋。
月の光が輝くある晩、一羽のオナガ鳥が舞い降りて、夢を見せてくれます。ネルという名の少女は、ペトロネッラと幸せに暮らしていましたが、ペトロネッラはある日突然姿を消してしまいます。悲しくなったネルは旅に出て、作曲家に出会ったり、不思議な少女リディアに出会ったり…。それぞれの曲に色のテーマがつけられ、登場人物が色鮮やかに浮かびあがるファンタジーです。

「ピーターと狼」 プロコフィエフ作曲

"Peter and Wolf" by Prokofiev

ロシアの民話を題材に、子どもの音楽入門のために作られた作品。登場人物それぞれにテーマの音楽がついていて、わかりやすい作品です。
ある日ピーターが散歩に行くと、仲良しの小鳥に出会います。そこにあひるがやってきて口喧嘩を始めたところ、それを一匹の猫がしのび足で狙います。あひるも小鳥も大慌て。ピーターのおじいさんは「狼が出るぞ!」とピーターを叱って連れ戻します。その間に本当に狼が出てきて、なんとあひるを一飲みにしてしまいます!ピーターは小鳥と協力してあひるを助けようとしますが…。お子さんにぴったりなお話です。

「ぞうのババール」 プーランク作曲

"History of Babar" by Poulenc

「フランスが世界の子どもたちに贈った最高の作品」と讃えられる絵本(作家ジャン・ド・プリュノフ)に、プーランクが音楽をつけた作品。
大きな森で生まれ育った象のババール。狩人にお母さんを撃たれて亡くし、命からがら逃げ出して人間の住む街へ。「僕も服を着てみたいなぁ…」とババール。大金持ちのおばあさんと出会って、初めての買い物ですっかりご機嫌に。おばあさんとの暮らしも楽しく、人間社会でいろんな勉強をして成長していきます。それでも、森で遊んだ頃が懐かしくて、いとこの象たちと街で偶然出会ったのを機に森へ帰ります。そしてセレストと結婚、象の王様に。楽しい結婚パーティは続きます。

「動物の謝肉祭」 サン=サーンス作曲

"The Carnival of the Animals" by Saint-Saens

様々な動物たちの特徴が音楽に合わせて楽しく表現された作品。ピアノの連弾。セカンドピアノパートは、妹、柏木泉です。
「おーい、みんなぁ、集まれ~!動物たちのお祭りが始まるよ!」ファンファーレが鳴り響き、動物の王様ライオンたちの登場です。元気な出だしと共に曲は始まり、おんどりとめんどりが喧嘩したり、カメがゆっくり歩いてきたり、カンガルーがひょいと飛び越えていったり、また水族館の中をゆらゆら漂う場面もあります。小鳥のさえずりや動物たちのざわめきが楽しい音楽にのって演奏され、最後は全部の動物がいっせいに集まって、お祭り騒ぎで盛り上がりフィナーレを迎えます。

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